1. 薬剤耐性菌を死滅させるワシントン発の技術

薬剤耐性菌を死滅させるワシントン発の技術

話題の『薬剤耐性菌』

以前から医療業界を賑わせている一つの大きな問題、薬剤耐性菌についてはみなさんもよくご存じの所ではないでしょうか。
この薬剤耐性菌、基本的にはどのような薬剤を用いていたとしても、最終的にその薬剤に関する耐性を獲得されてしまうことから、どうしても扱いが難しいとされてきていますよね。
しかし、ワシントン州立大学のある研究チームが、薬剤耐性菌感染症をある仕組みで治療する技術を開発しています。

抗生物質☓電流=PAO1を全滅

既に発表されている成果としては、ネイチャー系の学術誌に研究論文が挙げられており、抗生物質と電流とを組み合わせることによって薬剤耐性菌の一つ、PAO1を全滅させたとされています。
そもそも細菌感染症に関する治療では、主に抗生物質を使うことになりますが、細菌を完全に死滅させることは非常に難しいというのが定説です。
そして、生き延びてしまった細菌群が増殖し、慢性的な感染症へと発展していくものとされています。

この研究では、過酸化水素を作り出す電気的反応を利用することで、生体組織にはさしたるダメージを与えることなく、最近が耐性を獲得すること自体を不能にすることが可能となっています。
既に有効性が実証されていることから、この研究によって得られた画期的なシステムは特許を出願されており、既に商用化の見通しも立っているとのこと。
医師の治療を大きく助ける最先端バイオテクノロジーの一つと言えるでしょう。